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麦工房ブログ

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市街地では延焼の恐れのある範囲の外壁には
準防火性能を持たせることが建築基準法で決められています。

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準防火性能のある既製のサイディングを張る方法もありますが、
シャープな外観を追求したこの住宅では、ガルバリューム鋼板の波板で仕上げることになり、
鋼板の下地に防水プラスターボードを張って防火性能を確保しています。

ツーバイの場合、外壁の構造用合板の上に透湿防水紙を張って終わりなのですが
防水プラスターボードの上にも透湿防水紙を施工しています。
そのため、防水紙を2重張りにすることで防水性能の向上が図られました。

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建物の内部では断熱材が施工されています。
写真は25畳のリビングダイニングです。



紅雲町の家では、お施主様と一緒に防蟻処理を行いました。

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防蟻剤は薬局で眼科用剤として市販されているホウ酸を
お湯で溶かしたものを使います。

シロアリは、蟻ではなく、生態としてはゴキブリに近いため
ゴキブリ駆除によく使われるホウ酸団子と原理は同じです。

ホウ酸がついた木材を食べたシロアリの体内には
ホウ酸が蓄積され有害物質になり死に至ります。
人体の場合は、体外に尿とともに排出されます。

日本薬局方を読みますと、手などに大きな傷がなければ
体に吸収される心配はありません。
北米では昔から防蟻用に使われてきた薬剤です。

安全な薬品なので、家族でイベントのようにして作業しています。

深夜電力を利用し床下のコンクリートを蓄熱するこの家の場合、
床下で温められた空気が室内に循環します。
そのため、特に防蟻剤の選択には注意を払う必要があります。

また、ホウ酸は防カビ効果もあることも特筆できると思います。

麦工房で設計した建物は、全てホウ酸を使用していますが
追跡調査の結果、シロアリが発生した建物は
1軒もありません。



3年前に私たちが設計した住宅(SSMY)に久しぶりにお伺いしたところ
空き地だった隣地には、道に沿って数軒の住宅が新築されていました。

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手前の建物が私たちの設計した家です。
並んで建っている住宅は、それぞれ別のハウスメーカーの家です。
さながら住宅展示場のような町並みになっています。
他の住宅も駐車スペースを同じようにつくっているため
外壁の位置がそろっています。

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南側から見た様子です。
手前の白い建物が私たちが設計した家です。
他のメーカーハウスに比べ、シンプルでモダンな家になっています。

お施主様に周辺に建物がたくさん建った印象をお聞きしたところ、
「自分たちのためだけに設計された家の良さを再認識した」とおっしゃっていました。
喜んでお住まいいただき、とても有難く思っています。

作品集SSMY



前橋市紅雲町で建設中の住宅のフレーミング工事が行われました。

この建物では軸組壁工法でつくられています。
フレーミング工事とは、在来工法の建て方にあたります。

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壁パネルを工場で製作し、現場で組み立ててゆきます。
今回のパネルは山形と千葉の2箇所の工場で作られたものですが
今日のような情報化社会では、離れた工場であっても
精度が高いパネルの製作ができ、正確に組み立てることができます。

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台風が接近しているためブルーシートで覆っているところです。

建て方の様子は動画でご覧いただけます。

1階壁パネル設置状況

2階床パネル組み立て状況

2階壁パネル設置状況

2階天井根太設置状況



2004年から始まり段階的に進めてきたリフォームですが、
地下室と2階の書斎の改修が行われ、ほぼ全ての工事が終了しました。

地下室は防音性能の高い映画鑑賞室になっています。
今年のように猛暑の夏には、涼める場所としても使われています。

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地下室への階段です。

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2階の書斎です。
家全体が統一感を持ったデザインに仕上がりました。

作品集「N博士の家」



伊勢崎市の華蔵寺クリニックでは、
敷地の入口脇にあった社会福祉法人が運営していた授産施設を
デイケアとして使用するための改装工事が始まりました。

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華蔵寺クリニック内のデイケアの活動を拡充させるために利用されます。
プログラムの規模に応じた42畳と21畳のミーティングルームと面談室、スタッフルームの構成です。

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デザインスタジオ麦工房では、平成15年華蔵寺クリニックの設計に始まり今日まで、
増改築、リフォーム等継続してお手伝いさせていただいており、
診療やデイケアの活動を設計サイドから支援できることをありがたく思っています。



前橋の郊外で建設していたM家住宅が完成しました。

周辺環境との調和、ご両親と息子さん家族それぞれの個性を生かしたデザインが
施されています。

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玄関アプローチから建物を見た様子です。

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玄関ホールの様子です。外観のイメージを残した大きな吹き抜け空間になっています。

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1階はご両親の家になっています。写真は畳室の様子です。

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2階はモダンな空間になっています。写真はリビングの様子です。

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2階のサンルームの様子です。天井はガラスが貼られていますが、夏季は発泡スチロール板で覆われ遮熱されています。

最初の打合せから1年半かけてじっくりと作りあげられました。
近日中に作品集でご紹介いたします。



この家の暖房は、安価な夜間電力を利用し
床下のコンクリートに蓄熱して家全体を温める方式です。

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写真はケーブル状のヒーターが設置された様子です。
1階床下全て温められます。

ケーブルヒーターの上に厚さ20cmのコンクリートが打設されます。
このコンクリートが深夜から朝にかけて温められ、
その熱が一日を通して家全体を温めます。



紅雲町の家の現場ではべた基礎が打設されました。

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コンクリート打ちの様子

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コンクリートの品質をチェックしました。

スランプ試験による流動性チェック、
空気量測定による連行空気性能チェック、
コンクリートの適正打設温度チェック、
そして、コンクリートの試験体を採取しました。
この試験体は1週間後と4週間後に圧縮試験を行い
強度を確認します。




M家住宅の現場では、外部足場がはずされました。

建物の全容が明らかになりました。

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和風の玄関や庇と洋風のハーフティンバー(柱・梁)が調和した家になっています。

和風にこだわりのあるご両親とモダニズムが好みの息子さん夫婦の両者の希望が
うまく融合した形になりました。