2012/5/05
再生可能エネルギーの高効率活用住宅システム
5月5日、国内の原発全て停止。
このことにより、昼間、夜間を通して電気料がアップすることを意味しています。
エネルギーの購入料を極力抑え、入手したエネルギーを効率よく使うことが
これからの時代を生き抜くうえで、住宅設備に求められるテーマです。
では、私たちの周りにある再生可能エネルギーで確実に調達できるものは何か?
それは、太陽からの熱と光です。(風は不安定で使用は難しい。)
スマートハウスでは、太陽光発電で電気を生み、
蓄電するなどコンピューター制御することで効率利用する方法です。
しかし、太陽の熱も合わせて利用できたらどうでしょうか。
OMソーラは、太陽熱を使った床暖房とお湯採りをメインにしたシステムで
その心地よさと光熱費の安さが魅力的なシステムでした。
そこに太陽光発電を加えることで、ゼロエネルギーが可能になりました。
これは、太陽が出ている時が条件になります。
しかし、北関東のように日照時間の非常に長い地域では、素晴らしいシステムです。
このグラフは、各タイプのエネルギー使用量です。
左は断熱性能を高めた住宅です。 断熱性能だけでは家は温かくありません。
そこにOMを取り入れたのが真ん中の住宅です。半分程度のエネルギーで済みます。
右側が太陽光発電パネルを設置した住宅です。エネルギーがマイナスになっています。
もっともエネルギーを使う冬の時期に電気が余ることは普通ありえないことです。
これからの家づくりをお考えの方は、一考する価値があると思います。
OMの仕組み
OMソーラは、屋根に当たった太陽の熱で屋根の下の空気を暖め、
床下に導いて床暖房するという、きわめてシンプルなパッシブソーラです。
日が沈むと、床下に蓄熱された熱によって、暖かく過ごすことができます。
ファンを内蔵したハンドリングボックスにて、床下に空気を送り込む冬モードと、
そのまま排気してしまう夏モードへの切り替えを行います。
そしてハンドリングボックスを通過する温風を使い、熱交換でお湯も
つくってしまいます。
OMソーラを採用した建物
デザインスタジオ麦工房
牧草地に建つ家
INDIGO CHOCOLAT
華蔵寺クリニック
Bali JAPAN
相愛館保育園
E邸
SSMY