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麦工房ブログ

5月5日、国内の原発全て停止。
このことにより、昼間、夜間を通して電気料がアップすることを意味しています。

エネルギーの購入料を極力抑え、入手したエネルギーを効率よく使うことが
これからの時代を生き抜くうえで、住宅設備に求められるテーマです。

では、私たちの周りにある再生可能エネルギーで確実に調達できるものは何か?

それは、太陽からの熱と光です。(風は不安定で使用は難しい。)

スマートハウスでは、太陽光発電で電気を生み、
蓄電するなどコンピューター制御することで効率利用する方法です。

しかし、太陽の熱も合わせて利用できたらどうでしょうか。

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OMソーラは、太陽熱を使った床暖房とお湯採りをメインにしたシステムで
その心地よさと光熱費の安さが魅力的なシステムでした。

そこに太陽光発電を加えることで、ゼロエネルギーが可能になりました。
これは、太陽が出ている時が条件になります。

しかし、北関東のように日照時間の非常に長い地域では、素晴らしいシステムです。

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このグラフは、各タイプのエネルギー使用量です。
左は断熱性能を高めた住宅です。 断熱性能だけでは家は温かくありません。

そこにOMを取り入れたのが真ん中の住宅です。半分程度のエネルギーで済みます。

右側が太陽光発電パネルを設置した住宅です。エネルギーがマイナスになっています。
もっともエネルギーを使う冬の時期に電気が余ることは普通ありえないことです。

これからの家づくりをお考えの方は、一考する価値があると思います。


OMの仕組み

OMソーラは、屋根に当たった太陽の熱で屋根の下の空気を暖め、
床下に導いて床暖房するという、きわめてシンプルなパッシブソーラです。
日が沈むと、床下に蓄熱された熱によって、暖かく過ごすことができます。

ファンを内蔵したハンドリングボックスにて、床下に空気を送り込む冬モードと、
そのまま排気してしまう夏モードへの切り替えを行います。
そしてハンドリングボックスを通過する温風を使い、熱交換でお湯も
つくってしまいます。

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OMソーラを採用した建物

デザインスタジオ麦工房
牧草地に建つ家
INDIGO CHOCOLAT
華蔵寺クリニック
Bali JAPAN
相愛館保育園
E邸
SSMY