ハウス・マジンガー(2009年01月)
ハウス・マジンガー
新築
所在地:群馬県前橋市
竣工:2009年1月
床面積:124.10平方メートル
構造・階数:木造2階建
前橋初のポストモダニズム住宅
前橋市南町に建てられたこの家では、
ポストモダニズム様式が採用されています。
(麦工房の提案するポストモダニズムについてはこちらをご覧ください。)
群馬県民会館の外観を一部転用したり、
イザベラ・スチュアート・ガードナー美術館の中庭を
連想させる玄関ホールなど
お施主様はもとより、お客様も楽しめるような
饒舌なデザインになっています。
また、建物のファザードもアニメに登場した巨大ロボットの頭部に似ています。
玄関ホールは、屋根がガラス、壁は杉板、床はレンガ敷きのサンルームになっています。
冬には暖かい光が差し込み、夏の日差しは可動ブラインドで調整されます。
また、この玄関ホールに振りそそぐ光は、LDK、和室、2階寝室も明るくします。
LDKは大きな吹き抜けのワンルームになっています。
規則正しく並んだ球形照明が印象的な空間です。
将来、DKの上には2階が増築され、お子様の部屋ができる予定です。
枠組壁工法(ツーバイ)では、バルーン工法により
大きな吹き抜けに2階が比較的簡単に増築できます。
LDKの南側は木製フェンスで囲われたデッキがあり、部屋に広がりを与えています。
このデッキはバーベキューコナーにも使われます。
レストルームと浴室は、ブラウン色を基調とした落ち着いたデザインになっています。
ひとりのリッチな時間が楽しめます。
扉を開けると男性用便器があります。
2階の寝室は、必要に応じて2部屋に区切れるようになっています。
この住宅は、1階全ての床下にコンクリート打設し、ケーブルヒーターで蓄熱する床暖房が行われています。
工事費が安価なこと、一般電力に比して約30%深夜電力を利用できること、
オール電化が可能なことなどメリットの多い暖房方式と言えます。
夕刻の様子です。
採用した暖房システム:深夜電力利用スラブ蓄熱式床暖房の詳細はこちら
photo:Sugaya Studio