ページトップ

麦工房ブログ

日本人が海外旅行をすると土産にブランド品を買いあさっているようだが、
こちらの人々は高価なものじっくり吟味した上で買う。そして、それを長年使う。

確かにブランド品は質・デザイン共に優れている。
しかし、なぜ「ブランド品」なのかという事はこちらで生活してはじめてわかる。

イタリアには気軽に入れるデパート(日本のスーパーマーケット程度)がいくつかあり、
そこで先日1万円のズボンを買った。2〜3日で穴が開いた。
通りには所々に朝市が立つ。値段も手頃。セーターを買った。
2〜3日で手首のゴム編みが延び、毛玉だらけになった。

このような事を何度か繰り返してわかった。

「ブランド品が良い」と言われるのは、他のものが極端に粗悪だからだ。

そして、ブランド品は確実に品質が保証されているからである。

itala-02.jpg

イタリア人はブランド品の中から流行に関係のないデザインのものを購入し、
長年にわたって使う。
安価で良質なものがスーパーでも手に入る日本が羨ましく思える。