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麦工房ブログ

イタリアのテレビ番組には、必ず女性が水着のような格好で登場し、
豊満な胸を見せつける。

しかも、素人出演者も胸の割れ目をわざと見せつけるように、
大きな襟ぐりの服や、シャツのボタンを2、3個ぐらい外して登場する。

ところが、このことはテレビに限った事ではない。
暖かい季節には、街で歩いている普通の女性も
同じ格好をしているのには驚かされる。

バスに乗れば、60〜70歳のご婦人も
「昔はとても大きくて、今でもこんなに立派なのよ!」
と言わんばかりに、シワシワのおっぱいを披露してくれる。

思わず顔を背けたくなるが、
魔法に罹ったように眼がそこから逃れられなくなってしまう。

そして後で悪夢を見たような後味が残る。

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イタリア人は本当に胸が好きだ。
それはイタリア人男性のほとんどがマザコンだからだ。

日本でもマザコン男がドラマで話題らしいが、それとは少々ちがう。
イタリア人のそれは、母親を心から愛していて、
大切に想う心理からきているのだ。

だから、その象徴であるおっぱいは、彼らの心の拠り所になっている。
そして、おっぱいが好きであることを素直に表現する。
結果的にテレビの映像や女性の格好にそれが現れるのである。

街角に飾られている宗教画はマリアを画いたものばかりで、
その歴史的な重みを私たちに伝えている。